カーボンファイバーの種類について
カーボン製品には、基本的にウェットカーボンとドライカーボンの2種類があります。
【ウェットカーボン】
・樹脂が含侵していないカーボンクロスに、ポリエステル樹脂等を含侵させ、自然乾燥にて硬化させる製造方法。ウェット製法の場合はFRPもカーボンもほとんど強度は変わりません。
【ドライカーボン】
・エポキシ樹脂等をカーボンクロスに含浸させた、"カーボンプリプレグ"と呼ばれる素材を用いて、圧力窯にて高温・高圧・真空状態を保持しながら時間を掛けて焼き上げる製造方法で、高強度・最軽量な製品になりますが、高価になります。
カーボン製品の柄、パターンについては、平織(ひらおり)と綾織(あやおり)基本的に2種類があります。
【平織】(ひらおり)
縦糸と横糸が交互に編み込まれた、いわゆる市松柄のカーボンです。カーボンの特性を最大限生かせる編み方で、レーシングカーなどに使用されています。
【綾織】(あやおり)
縦糸と横糸が一つ飛ばしで編み込まれた、光の反射で模様が浮かび上がび上がるカーボンで、ドレスアップには最も人気があるパターンです。
カーボンと呼ばれる製品には、本物のカーボン(炭素繊維)以外の製品も含まれています。
【シルバーカーボン】(海外ではホワイトカーボン)
テキサリウムという繊維強化プラスチックで、本来のカーボンではなく、グラスファイバー(ガラス繊維)にアルミを蒸着させたものです。カラークリア塗装により様々なカラーを生み出せるため、美しい外観が好まれています。
1x1 平織ブラック
オーソドックスで落ち着き感のある感じです。
2x2 綾織ブラック
斜めに織り目が走る少し派手目のあや織り柄。深みのある光沢仕上げです。
2x2 綾織マットブラック
さりげないドレスアップにはマットが最適。反射を防ぐ艶消し仕上げです。
2x2 綾織シルバー
インテリアのアクセントに、銀糸のように輝くテキサリウムという素材です。